日本新記録で初優勝し、笑顔で記念撮影に応じる塩尻選手=10日、東京・国立競技場
日本選手権で初めて導入された電子ペーサー(写真中央下)。決められたペースに応じて青や緑などに光る
表彰式後、観客席に記念品を投げ入れる塩尻選手

 上毛新聞社内で陸上競技(特に長距離)観戦をライフワークとする非公認組織「上毛陸連」の記者たち(業務外です)が、ただただ陸上愛を叫ぶウェブコラム。

ひとり新宿で祝杯

 この原稿は新宿の居酒屋でひとり祝杯を挙げながら書いている。10日に国立競技場で行われた日本選手権10000メートルを現地観戦した。男子は塩尻和也選手(伊勢崎清明高出身、富士通)が27分9秒80の日本新で初優勝!!自己記録をなんと35秒あまりも短縮したのだ。6月の日本選手権5000メートルとの2冠までは想像できたが、タイムが想像の斜め上だった。人ってあまりに驚くと、逆に涙が出ないものですね。

カンタぁぁぁぁぁぁ」がペースメイク

 ホクレン・ディスタンスチャレンジのコラム(//www.godzoriz.com/articles/-/310212)で書いた、電子ペーサーが初めて導入された今回の日本選手権。男子のレースは序盤からハイペースで展開し、そのペースメークをした1人が、5000メートルくらいまで先頭で引っ張った清水歓太選手(中央中等出身、SUBARU)だった。コロナ5類移行で声出し応援が解禁され、先頭集団が周回してくるたびに「カンタぁぁぁぁぁぁ!!!」と叫んでいたのは私である。

パリの高みを!

 先頭集団の真ん中あたりで前をうかがっていた塩尻選手は残り...