東地区の最高殊勲選手賞に輝いたビック工藤。力強いスイングで安打を積み重ねた

 女子ソフトボールの「ニトリJDリーグ」が2季目を終えた。前年覇者のビックカメラ高崎は11月の年間王者を懸けたダイヤモンドシリーズ決勝でトヨタに0―2で敗れて準優勝に、太陽誘電は東地区6位にとどまった。ソフトボールは2028年ロサンゼルス五輪の追加競技に決まり、3度目の金メダルに向けて今後は重要なシーズンが続く。競技が盛んな群馬県に拠点を置く両チームの今季を振り返り、さらなる飛躍の鍵を探る。

 宇津木スタジアム(高崎市)で開かれた4月16日の大垣ミナモ戦は異様な興奮に包まれた。12点リードの最終七回、昨季登板がなかったビックカメラ高崎、上野由岐子の名前がコールされると、地鳴りのような大歓声が沸き起こった。

 観客の期待に応えるかのように、上野は最速114キロを記録するなど力強い投球を披露して2奪三振、無安打無失点に抑えて試合を締めた。

上野復帰で投手陣に厚み

 開幕節で511日ぶりの復帰登板を果たすと、上野は今季は救援として活躍した。...